白内障とは、目のレンズに値する水晶体が白くにごってくる加齢現象です。症状としては、はじめは視界がぼんやりかすんで見えるようになり、進行するとほとんど何も見えなくなることもあります。 進行した白内障には基本的に手術を行います。手術をすべきかどうかは、白内障の状態や視力、全身の状態などから判断しますが、当院では白内障の手術を日帰りで行っています。
来院された患者様は散瞳剤の点眼をし、瞳孔を十分開きます。
入室の準備ができるとスタッフが静養室に案内し、そこで簡単な手術着に着替えていただきます。 手術室の準備が整ったところで看護師が手術室に誘導します。 手術室に入った後、椅子に座り、背もたれが倒れ手術用ベッドになります。
まず点眼麻酔を行い、次に洗眼と目の周りの皮膚の消毒を行います。 消毒が終われば、顔全体を覆うようにシーツがかけられます。
最初に目を開けるための器械をまぶたにかけます。その後もう一度点眼麻酔を行い手術が開始されます。術中は正面からまぶしいライトが照らされますが、まぶしいのは最初だけです。 また軽い圧迫感や冷たい感じ等は手術中感じますが、麻酔がしっかり効いていれば痛みはまず感じません。 手術時間は10分から20分ですが、白内障の程度などにより多少の個人差はあります。 手術終了時は目にガーゼを当て金属性の眼帯をして終わります。
静養室のソファーで休んでいただき、全身状態等が問題なければ、30分程度の安静の後、帰宅していただけます。
手術後は次の日の診察時まで眼帯のままで。