血管に血圧というのがあるように、目にも眼圧という圧力があります。目をまぶたの上から触ったときの目の硬さ、これが眼圧です。
この眼圧が何らかの原因で高くなり、目の奥のほうの神経や血流が圧迫されてしまい、少しづつ視野(目の見える範囲)がかけてくることを緑内障といます。眼圧というのは多少高くても自覚症状がほとんどないので、気づいたころには視野欠損が進行しているということがあります。一度失った視野は今のところ取り戻すのは難しく、視野欠損が進むと失明にいたることもあります。糖尿病についで、日本の失明の原因の第二位です。(欧米では第一位。)
緑内障は、日本で40才以上の17人に1人の割合で見られる、意外と身近な病気です。
また最近では、眼圧が正常でも緑内障になってしまう場合があります。(正常眼圧緑内障といいます。)
日本人に多いといわれ、緑内障患者さんの約60%がこの正常眼圧緑内障だといわれています。
この緑内障の場合、視野検査を行わない限り発見が難しいといわれており、定期的な眼圧・眼底検査などとともに年に1〜2度ほどの視野検査を行う事が大切でしょう。
当院にて精密視野検査も可能です。
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