コンタクトレンズをすると、普通のときに比べて目が乾きやすくなります。
これは以下のような理由が考えられます。
- コンタクトレンズが涙を吸収するスポンジのような役割をしてしまい(特に汚れたレンズで)、涙の蒸発を促進する。
- 涙が眼の表面をきれいに覆うのをコンタクトレンズが妨げている。
- コンタクトレンズを使うことにより涙による目の循環・清掃作用が弱くなる。
- コンタクトレンズをすると知覚が低下し、まばたきが減ってしまう。
これらを防ぐには、その人の目にあったコンタクトレンズを選ぶこと、汚れや傷のあるコンタクトレンズを使わないことなどが大切です。
本来コンタクトレンズというのは、涙がしっかりあって初めて安全に使えるものです。
もともと目が乾きやすい人、涙の量が少ない人には、コンタクトレンズを使う上では非常に注意したほうがいいです。特に重症のドライアイの人は、コンタクトレンズは使えません。
レンズを選ぶ際に眼科医に相談し、涙の検査などを行った上で、適切なコンタクトレンズを選んでもらいましょう。
ドライアイが強い方には、従来ソフトコンタクトは使ってはいけないとされてきました。しかし、使い捨てのソフトレンズが登場し、比較的良好な装用が可能となってきています。
また乾きが軽度の場合は、コンタクトレンズの上から人口涙液と呼ばれる涙の代わりの目薬をさすことにより、改善がみられることもあります。その際、特に防腐剤の入っていない人工涙液が望ましいです。
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